車屋の嫁 やすあやブログ

車屋の事務雑用係の備忘録。猫とスローライフしたい。

TUNING FESTA 2022 in 岡山国際サーキット

2022,11,13 sun

岡山県美作市にある岡山国際サーキットで行われた【チューニングフェスタ2022】に行ってきました!

今回で最後となるチューニングフェスタ
2000年からスタートし、今回で23回目となる歴史があり、車好きには年1回のお祭りの様なビッグイベントでしたが時代の流れでしょうか、今回で幕を閉じる事となりました。

最後の記念にパパがレースへエントリーしたので、子ども達と四国の出場者と一緒に応援しに岡山へ!

チューニングフェスタの歴史

今年のパンフレット表紙 R32がカッコいい!


残念ながら今回で最後の開催となったチューニングフェスタですが、歴史は意外と長く23回目の開催でした。

いろんなカスタム、チューニングされた車がいっぱいのレースイベント!中四国ではBIGなイベントです!

エントリーした人に渡されたパンフレットには、過去のチラシやチケットデザイン、これまでの歩んできた歴史がありました。


www.okayama-international-circuit.jp

参加したのは9回目


私は2014年からかな?毎年参加していましたが、やっぱりコロナ前というのもあり、最初のチューニングフェスタ参加となった記念の回なので印象が強いのかもしれませんが、来場者がいっぱいでメインストレートのスタンドにも、駐車場にも、人が溢れていて活気があって雰囲気から楽しかったです。


翌年2015年には初長男をつれての観戦で、NAクラスのレース中にもの凄い爆音がして長男が泣き止まなかった事もありました。シビックか86かだったきがするけど…。


コロナ禍になってからは特に観客も少なく、今年に関しては天気が崩れて雨だったので更に少なく感じました。最後なのに閑散とした感じがありました。


レースにエントリーされていた方の中にも当日キャンセルされた方や、トラブル等で会場へこれなかった方も居ると思いますが、ショップカーも少なかった気がします。

本当に時代の流れなんでしょうかね。


私も歳的に「頭文字D」とか「オーバーレブ!」とか「湾岸ミッドナイト」とか....の世代じゃないので漫画を読んだ位なんで肌で感じてない世代なのですが、身近に車を触る人達がいて恵まれた環境だったからこそ、立派なこっち系の?車好きに育った訳です(笑)

頭文字D(1) (ヤングマガジンコミックス)

オーバーレブ!(1) (ヤングサンデーコミックス)

湾岸MIDNIGHT(1) (ヤングマガジンコミックス)



今のエントリー参加者は、皆様結構いいお歳のベテランの方も多くてまさに世代ど真ん中な方か多い印象です。勿論若い参加者さんもいるんですが、本気組というかトップクラスのドライバーさんに20代はあまり見かけなかった気がします。


常連さんもそこそこベテラン勢で、知識も経験豊富な上、マシンにかける資金はその辺の若者が普通にサラリーマンでもらえるお給料では到底敵わない額を投資しているのが、このド素人のにも分かる位チューニングされている車たち。

ベースこそ一般車ですが、中身は別物といった風貌やかもし出る雰囲気に爆音の排気音。皆さん公道で走る気は全くないのかそもそも走る事ができないのか、ナンバーの付いてる車もほとんど無いです。

それ程本気で遊べる大人の車を作るには、ベース車を用意する事からこのサステナブルの時代にはとても大変で、若い車好きさん達には高いハードルなのではないかな。と感じたことでした。


路面コンディションはウエットで赤旗続出

今回の岡山国際サーキットの1日の天気予報は9:00~17:00まで雨!
なんてドンピシャ!(笑)
前の日まで晴ればっかりで、次の14日の月曜日からも晴れが続く予想なのになんでこの日だけ!?


雨男さんが多かったに違いない(笑)


軽のフリー走行時はどん曇りでしたがなんとかギリギリって感じで持ってくれていましたが、時間が進むと土砂降りに。昼前からじゃんじゃん降り始めて特に予選は怖かったと思います。


本戦開始されても路面はウエット。
一緒のチームのメンバーも何人か本戦は辞退している方が居ました。ピットスタートを選んだ方も居たようでやっぱりクラッシュに巻き込まれるリスクは計り知れない打撃でしょう。


思うようにタイムが出ない中、皆さん恐ろしいスピードで走り去っていくので見てるこっちがヒヤヒヤします!観客としてはスピード感のあるレースは面白いですが、身内が出てると余計複雑な気持ちで…無事を祈りながらもタイムが気になるところです。


結局どのクラスの決勝でもクラッシュがあり、フルコース7周の予定でしたが4周位でオフィシャルから中止の判断で打ち切りとなり、その前の周の順位で最終順位が決まったみたいです。

クラッシュされた方は勿論、最後まで走り切れず、後半の反撃ができなかった方も最後のチューニングフェスタだけに皆さん悔しいんじゃないですかね😭


ドライバーの皆さんは思うように走れなかったそうですが、観戦してると雨でも迫力ありますよ!ウエットでこんだけストレートとばして大丈夫なの?って、ドキドキするし、水しぶきが霧のようになって舞あっがってました。


クラス別に迫力は様々

1番排気量の低い軽自動車のクラス「K-Carターボ」「NA660」のクラスも異次元です。サーキット行った事無い人が見るとびっくりするでしょう!本当に音だけ聞いていると公道で走っている軽自動車の音とは全く別の音がします。見てなかったら普通車のスポーツカーかな?って音です。


速さも段違い!トップ集団ともなると、ド素人がGT-Rなんかで追っかけても追いつかない気がします。めちゃめちゃ早いです。見ていて「速い」と感じる位スピードは、車内にもしも乗ってたとしたら体感では凄い怖いスピードなはずです。ドライバーさんは慣れてるでしょうが、一般人同乗したら失神するかも。


私は絶叫系も苦手だし、スカイライン(ER34)に1回同乗させてもらった時に気絶するかと思いました。無理です(笑)


本当に見た目より体にかかる「G」が凄いし怖いです。



「チャレンジクラス」は見ていて1番楽しかったです!
特に「NA」のクラスが!音が1番迫力があって、全体的に詰んだレースだった感じで面白かったです!


速さもここまでくるともう異次元過ぎて皆さん速いから、こっちの感覚も麻痺しているのか ”後ろの方の集団は前に比べて遅い” が見た目ではそうなんだけど、実際どれもこれも異次元に速いのです!


時々マフラーから狙撃音の様な「パンッ!」「バンッ!」といった破裂音がしますが、目の前で音がすると撃たれたらこんな感じかなー?とか思いました(笑)


実際は燃料が燃え切ってないままマフラー出口で酸素と結びついて爆発する「アフターファイアー」と呼ばれる現象で、特に問題無いそうですが、レース中はやたらこの音がします。見た目はマフラー出口から炎が見え子ども達が大興奮していました。



「マイスターカップ」のクラスはもうその辺では見れないチューニングカーというか、チューニングマシンが勢ぞろい!原型を留めてないマシンから、一般車感のあるマシンまで様々ですが、どれもこれもおっきいウイングにド派手なマフラー音がします。


カラーリングもこのクラスになると派手なものも!本当にショップカーなんかはスーパーGT並みのステッカーやらフロントアンダーパネル?出すぎでお金のかけ方本気すぎる。凄いなー。割り切って作ってるのだろう。なんだか大きなプラモデル、ラジコンのような…男の子の夢いっぱいです。


パパのレースやいかに!?


そんなチューニングバリバリのマシンの中、我が家の街乗りファミリースポーツカーも参戦です!

幼稚園の送迎からサーキットまで使っている我が家のファミリーカー

チューニングフェスタの最後の記念として参加して、タイムを出す!って感じじゃなかったみたいですが、フリー走行、予選、決勝と3回走りました。


フルウエットで路面コンディションは最悪で観ながらヒヤヒヤはしたものの、レース観戦としては子ども達も応援いっぱいしてくれたし楽しめたかなと思います。しかし、パパはたまったもんじゃなかったらしく、怖くて踏めない状況だったそうです🤣


フリー走行、予選共に気を付けて走っていた様で、決勝前のお昼頃には雨脚が強くなってきて、決勝に出ようかどうしようか迷うパパ。

私個人的には「走った方がいいんじゃない?せっかくだし!」って思ってましたが、簡単には判断できない様で…


流石に岡山県まで最後のチューニングフェスタに来たし、走りたいとは思いますが、雨のせいでスピンしたり自分が慎重になっても貰い事故で車が破損する可能性もあります。更には人様のスーパーマシンに突っ込んだ日には大ダメージです。金銭的にも心身共にね。いくら積載車で来ているとはいえ、そんなリスクを負ってまで走る方がいいのか。どうなのか。観てる方も確かに悩みます。


悩んだ末、決勝も走る事になりました!
慎重に。ウエットで走る体験を経験値として参加する事にしたらしいです。


レースは4WDやNA勢とも同じ混戦でのバトルで、スターティンググリッドの前列付近の皆さんとは比べれないものでしたが、子ども達にとってはパパがサーキットでレースしてる姿は最高にカッコ良かったに違いありません。

この決勝レースも7周フルコースバトルの予定でしたが、雨の為スリップ、クラッシュで続行不可。チェッカーフラッグを見ることはできませんでしたが、家族としては事故が無く車もパパも無事帰還できた事だけで安心でした。

また機会があれば今度はドライで走って貰いたいですね!
私も貸し切りにできるもんなら、ドライで岡山国際サーキット走ってみたいですが🤣

お楽しみはレースだけじゃない!

毎年、会場には出店や ” チューニングストリート ” と呼ばれるチューニングパーツメーカーやチューニングショップのグッズ販売や、工具屋さん、タイヤ屋さん?なんかが軒を連ねてレース以外でも楽しめるブースがいっぱいあります!


去年はレーシングシュミレーター1回500円で5分位だったかな?があって、中高校生位の子ども達や良い大人達に大人気でしたが、今年は置いてなくて残念でした。

飲食店もあって、お祭りの定番たこ焼きやら焼きそば、ラーメンに焼き肉の串。今年はケバブが1番食べたっかったので2種類買いました!子ども達には安定のポテトフライが大人気。雨で気温は上がらなかったものの、アイスクリームも食べてご満悦でした。

でも、こっちも規模が年々小さくなっているのかもな。
最初に参加した時の出店の数はもっと多かった気がするし、人も並んでいてなかなかお昼ご飯を買い揃えるのが大変だった記憶があります。コロナの影響か2021年は入場者数も2019年の半分以下みたいですし、本当に色んな影響が辛いです。


その他、毎年恒例のじゃんけん大会は大盛況!今年はいつやったのか知らないうちに終わってました(笑)どこであったのかな🤣
睡眠不足でパパのレース以外は仮眠したり、子ども達の付き添いで移動したり、アセアセしてたらゆっくりする時間が無かったので家に帰ってから参加してない事に気付きました。

チューニングフェスタ - マイスタークラブ - Page 2

岡山国際サーキットはめっちゃ広い


コースは他の国際サーキットと比べると小さめで、観客との距離が近いテクニカルコースになっています。

大規模な駐車スペースの他、ガソリンスタンド、ミニコース、コテージ、レストラン、更衣室やシャワールーム等もあるみたいですが、一般の人が使える施設は限られています。

昔は子ども連れに優しく、親子でメインストレートを観戦できる場所に「キッズルーム」があり、チューニングフェスタの時は解放されていましたが、今年は無かった気がします。


パパのレース手前、お昼ご飯を済ませた次男はまだまだお昼寝がしたい年頃なので、睡魔に襲われ立っているのがやっとだったので、パドックから積載車へ移動して次男をお昼寝さすことに。



これが遠いのなんの。今年は雨であまり見かけませんでしたが、毎年場内を色んな乗り物が駆け巡っています。折り畳み自転車やキックボード、セグウェイ乗ってた人も居ましたし、原付バイク持参のドライバーさんも見たことあります!広いので皆移動に色んな乗り物を使っているんですが、うちは持ってくる余裕もないし、子ども達が遊んでしまうので却下😶移動は全部徒歩!んーキツイ!😭



パドックから積載車置場まで20分位歩いた気がします。
子ども連れて雨の中は嫌になっちゃいます。

更にコース外側になるとなかなかトイレもないので、それだけでも一苦労です。逆にパドックやコントロールタワーのある中心部に行くには、レース参加者は車でパドックや指定エリアへ駐車できるチケットがありますが、一般の方は相当歩く覚悟が必要です。更に、ベビーカーをお持ちの方はめっちゃ大変です。メインサーキットの内側に出店やパドックがあるので、コース上を橋で渡らないと行けないのですが、急な階段があります。トイレに行くにも場所次第ではかなり階段を上り下りしなくては辿り着けません。そもそも赤ちゃん連れてくるのか?と思う方もいらっしゃるでしょうが、ベビーカー持ちの家族は結構います!うちも経験済みですが、駐車場は選びましたね。
広いので子どもだけでなく、ご年配の方も大変ですが行く価値があるのは間違いないです!こんなに近くで臨場感を味わえるサーキットはその辺にはないですから!



ja.wikipedia.org

子ども達の反応が面白い

動画とかでレースやドリフトを知っている子ども達ですが、メインストレートのスタンドで観戦していると、目の前を猛スピードで駆け抜けるマシンを見るたび、耳を抑えて自前耳栓をしながら応援していました😄でも嫌な感じではなくて、面白いそうです。なんだそれ(笑)


パパの車は赤色なんですが、背が低いせいなのか興奮しきっているせいなのか、赤い車が通るたび「パパ!来た!」と言って指さしますが実際は全然別のマシン。区別はちゃんとできるはずなんだけどな?


色々な派手なマシンがあるので「どの車がいい?」「何色の車?」と、好みを聞いてみたら…次男は派手なカラーでまさに ”ザ・レーシングカー!” って感じのカラーの車がカッコイイらしいですが、長男は「うるさいやつ」だそうです。基準そこなんや。

高知から日帰りはきつかった

高知から岡山までは自家用車での自走ならそんなに辛くはないのですが、積載車に車を積んで高速道路を走るので、坂道ではスピードが出ず辛いです。眠たくなっちゃいます。

出発は当日午前1:30。
高速道路を走り続け5:00頃に岡山県和気インター付近。

ゲートオープンまで暫し時間がある為一時仮眠休憩。
6:00頃、岡山国際サーキットに向け再度出発!!

5:50 ゲートオープン

レースの準備をしてる間、私は椅子に座りながらウトウトしてましたが、子ども達も変な時間に起きてそんなに寝てないのに何故か元気いっぱいで朝からマイクラ開始。なんでそんなに元気なの君たちは。

レースが始まってからはウロウロしてろくに寝れず、15:00頃に子ども達がお昼寝の時間になってやっとひと段落。でも丁度決勝レース頃で寝る暇は無く見守る。


その後岐路に着いたのは17:00過ぎ。与島パーキングまでノンストップで運転。パパはレースで疲れてるから寝てて、子ども達も寝てるので車内カラオケしながら高速道路をひた走る。


帰りは自走できたので行きよりは楽だったかも!


晩御飯を済ませまた高知に向けて出発!途中までパパに運転してもらったけど、お互い疲れもあるので安心して寝ることができず結局起きてました(笑)


最終家に着いたのは11時前。子ども達は勿論寝てましたが、長男は頑張ってシャワーを済ませ即落ち。子ども達頑張ってくれました。日帰りもいけないことは無いですが結構きついスケジュール😭来年は宿泊したいなぁ。


来年も違う形でイベントがあるらしい

詳しい事は全然わからないのですが、来年はチューニングフェスタの代わりのイベントがあるとかないとか。


全貌が分からないので本当に何も言えないですが、改造車メインのイベントなのかな?


私自身も過去に1回、チューニングフェスタの中で岡山国際サーキットを走る機会がありましたが、一瞬の出来事のようで断片的にしか覚えてないのですが、非日常の貴重な経験でした。素人でも身近に感じれるサーキットイベントが今後も続いていく事を願っています。


ありがとう★ TUNING FESTA

毎年の我が家の恒例イベントになってたチューニングフェスタ。子ども達なんて生まれてから毎年行ってるイベントで、なかなか日頃できない体験で、音やサーキットの空気を味わえたのは一生ものだと思います。


この体験が単に良い悪いではなく知らない世界を知れる機会が子どもだけでなく大人にも刺激を与えてくれるので感謝してます。


単純に車が好きで見るだけでも楽しい!


私は整備士でもないし車の仕組みなんて全然わからないのですが子ども達と同じレベルでカッコ良くて速いなんてワクワクします(笑)


見てるだけだとサーキットが広いせいなのか、道幅が広いせいなのか、周りもみんな速いからなのか、速さが100%伝わってこないのが残念なんですが私は失神する位の速さで圧がかかる事は分かります。


車は乗る方が好きなので、近くのサーキットにも走りに行くのですが、このレベルのレースを見るとグリップは到底無理です!怖すぎる!雨でこのスピードで走れるならドライだと恐ろしいです。

チューニングフェスタで本気の人を見ると良く思います。車は決して安い趣味ではないですが、サーキットを走る車はまた別格です。カッコ良さも速さも迫力もありますが維持は大変です。そんな現実も知る事ができた経験でした。



本気になってやる気があればできるのか?大体の事はできると信じてますが、ドライバーの素質みたいなものはちょっと異次元かも。でも子ども達はまだまだ夢いっぱいなのでもしかしたらできちゃうかもね!


いままでありがとう!チューニングフェスタ!
毎年が楽しかったです!